ケモインフォマティクス部会

ケモインフォマティクス部会は日本化学会の部会の一つで、化学研究への情報・計算機の活用をテーマとしたケモインフォマティクス部会と改称しました。以前は「情報化学部会」でしたが、昨今「ケモインフォマティクス」という用語が一般に使われるようになり、また、わかりやすいとのこともあり「ケモインフォマティクス部会」と改称しました。現在の部会員数は約300人で、産学官の幅広い分野にわたっています。我が国のケモインフォマティクス分野の発展、普及のために活発に活動しています。化学・化学工業あるいは他の分野で、最新の情報技術・コンピュータ技術を求められている研究者、技術者、学生の方々には、ケモインフォマティクス部会に入会され有益な知識・交流の場を積極的に利用されることをお薦め致します。

ケモインフォマティクスの研究分野

化学における情報科学にかかわる分野を研究対象とします。具体的な例を以下に示します。
(1) ケモインフォマティクス(情報検索,データベース,グラフ理論,反応設計,構造活性相関など,実験系と理論系を含む)
(2) マテリアルズ・インフォマティクス(構造物性相関など,実験系と理論系を含む)
(3) バイオインフォマティクス(実験系, 理論系を含む)
(4) 計算機化学(計算機およびIT機器を利用した化学関連の研究)
(5) 理論化学・計算化学(量子化学、分子軌道法、分子力学、分子動力学、各種シミュレーションなど)
(6) コンビナトリアルケミストリー
(7) 通信・システム(コンピュータネットワーク、並列化、専用機、コンピュータグラフィックスなど)
(8) ラボラトリーオートメーション
(9) 関連する化学教育・学習システム

ケモインフォマティクス部会員の特典

部会員は、年一回の部会主催の討論会(ケモインフォマティクス討論会(旧情報化学討論会))に参加することによって(部会員割引あり)、この分野の最先端の知見を得ると同時に研究者間の交流もはかることができます。討論会では、若手の優秀な口頭発表には優秀発表賞、優秀なポスター発表にはポスター賞が授与されます。部会員は随時開催される部会主催の講習会・ワークショップなど(部会員割引あり)によって、生きた知識を身につけることができます。

会員のページから情報化学討論会の要旨などを一括ダウンロードできます。